管内情勢
徳之島は、鹿児島の南南西約468km、東シナ海と太平洋の接線洋上に連なる奄美群島のほぼ中央に位置し、周囲84km、面積247.91㎡である。島の中央部を北から南西にかけて一連の山岳があり、北から天城岳(533m)三方通岳(496m)井之川岳(645m)犬田布岳(417m)の諸峰が連なり、これから海岸線にむかい、ゆるやかな傾斜をなし、島の東側を北から南に徳之島町、西側が天城町、南西側を伊仙町を3カ町により一島をなしている。これらの山岳の源に発する河川は秋利神川(13km)万田川(8km)亀徳川(8km)鹿浦川(8km)とその他多数の河川に恵まれている。気候は温暖な亜熱帯海洋性で年平均気温は20度をくだらず、耕地面積が全面積の30%、林野面積が46.1%を占めて群島中農作物の宝庫とよばれ、自然の亜熱帯樹木や亜熱帯植物でおおわれている。